約 2,053,886 件
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/4438.html
「目標捕捉!行くぞナタク!」 形式番号:XXXG-01S 頭頂高:16.4m 本体重量:7.4t 装甲材質:ガンダニュウム合金 サンライズ製作のTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』に登場するMS(モビルスーツ)。 老師Oが、オペレーション・メテオの中核として開発した5機のガンダムの内の一機。 中華系の移民が多く居住するL5コロニーで開発され、古代中国の戦士を髣髴とさせる意匠が機体デザインに取り入られている。 右腕の「ドラゴンハング」(伸びる腕)や「ビームグレイブ」(薙刀)など近接格闘に特化した装備を持ち、格闘能力は同時期のガンダムタイプMS中最高を誇る。 尚、両肩アーマー前面の円形状のパーツで形成されるファティングサイトにより、相手の情報をいち早く読み取る事が出来るなど分析能力にも長けている。 反面、射撃兵装は頭部のバルカンのみと、遠距離火力の低さが欠点。まるでゴッドガンダムの様である。というかドラゴンガンダムだろう、中華だし。 (なおドラゴンガンダムのドラゴンクロウは謎のシステムで腕が伸びていた(二の腕の蛇腹の数自体が増えていた)が シェンロンガンダムのドラゴンハングは「肩ブロックの中に延長用の腕を折りたたんでいる」と言う実現可能な設計になっている (上の画像で右肩のアーマーからはみ出しているパーツがそれ)。 それ以上に伸びていた?気にするな!このシステムは次回作である『ガンダムX』のガンダムヴァサーゴにも採用されている。) しかし、機動性、運動性など単体のMSとしてはバランスの良い基本性能を持ち、汎用性ではウイングガンダムに次ぐ能力を持つといえる。 パイロットは張五飛。読みは「チャン・ウーフェイ」。声は 石野竜三 氏。 誰だよごひとか言った奴は出てこいよ!海へ叩き落してやるよ俺が!! 直情的で自分勝手とも取れるような性格で、正義に生き悪を憎むと共に、弱い者が戦おうとする事も嫌う。 そんな性格ゆえに、他のガンダムパイロットと行動を共にする事も少ない。 ただし直情的でありながらも、戦いにおいては非常に冷静。むしろ冷徹とも言って良い程である。 卑怯とも揶揄されるような作戦を行ったり、5人のガンダムパイロットの中でただ一人OZの罠を見抜く等、高い戦術眼をも兼ね備えている。 孤高を愛する男だが、ヒイロ達とピースミリオンで合流して以後はデュオとトロワのチェスの勝負に割り込んだり、カトルの作戦指揮に従う等、 意外にも上手くメンバーに馴染んでおり、小説版では「仲間では無い」と言ってはいたがまんざらでも無い一面を見せている。 機体名の「シェンロン」はパイロットの張五飛自身が名付けたものだが、彼は普段は本機を「ナタク(哪吒)」の愛称で呼んでいる。 これは本機を守り亡くなった妻・竜妹蘭(ロン・メイラン。ナタクを自称)の影響からである。五飛は本機に彼女の魂が宿っているとしていた。 ただし本編中はでナタクの名前の由来や五飛の妻については特に言及されていない。 + ナタクについて ナタクとは道教の少年神の事である。 元々はインド由来で、父が毘沙門天として仏教に取り入れられると、その陪神となった。 そして毘沙門天信仰が高まると道教でも崇められるようになったが、毘沙門天信仰が廃れると仏教では忘れられてしまい、道教の神として残った。 正しい発音は「ナタ」で、「ナタク」の表記は安能務翻案『封神演義』での誤ルビである。 しかし日本では「ナタク」の表記も定着しており、『女神転生』シリーズなどでも「ナタク」表記で登場している。 そもそも「ナタ」というのは漢音での発音、簡単に言うと日本語の音読みであり、現代中国語では「ナァーヂャ」という発音になる。 つまり、「哪吒」を「ナタク」と読むのは「張五飛」を「チョウ・ゴヒ」と読むようなものである。まあそこは語呂の都合上という事で。 物語に登場する際には 「幼くして龍の背骨を抜く狼藉を働いたため父の怒りを買い、自ら己の肉と骨を切り分け父母に返上して死亡、 後に仏や仙人の手で蓮の花や根を用いた肉体に甦る」 という経緯を辿る事が多い。 竜一族の者が竜殺しの名を名乗るのはどうかという気がしないでもない このため、先述の『女神転生シリーズ』や藤崎竜の描いた漫画版『封神演義』などの作品では、人造人間的な解釈をされたりもしている (藤崎竜版に至っては乾坤圏(円環状の刃物)が完全にロケットパンチと化していた(乾坤圏自体は実在する武器であり、一応は投擲武器としても使える)。 まぁ『女神転生』版は鉄腕ア●ムの格好をしたマ●マ大使ともっとぶっ飛んでたが…手塚先生ごめんなさい)。 + ネタバレ注意 元々はギムナジウムに通う学生で、幼少にして一族最強となるが、当初は歴史の流れや戦争といったものの前には、 個人の存在など取るに足らないものであると考えており、組み立て途中だった本機を「クズ鉄」と呼ぶ等、争いや正義に対して冷めた目で見ていた。 そんな性格であったために、無理矢理結婚させられた自分の妻である妹蘭からも「インテリ坊や」と反発を受けていた。 彼女は竜老子の孫娘で一族最強の看板を背負い自らを「ナタク」と名乗っていたのだが、 五飛自身もそんな妻を「正義などと言うものに依って行う戦いは虚しい」として冷たく突き放していた (ちなみに、勝負に挑んできた妹蘭をフルボッコ。インテリの癖に強すぎである)。 シェンロンの名も「妹蘭では竜一族の守護神に不足」という意味で名付けている。 しかし、OZの攻撃からコロニーを守るためにトールギスで出撃し、 その殺人的なGに耐えられないと分かっていながらも戦う妻と、殺人ガスをも使用するOZの非道さを目の当たりにした事により一変。 武器の無いシェンロンガンダムで出撃するが、逆に敵の自爆攻撃から妹蘭に助けられる形になり、妹蘭は戦闘後に死亡してしまった。 この出来事の後、五飛は正義に生きる事を心に決め、彼女が守った本機を「ナタク」と呼び、戦場へ乗り出すようになる。 「哪吒だ……あの機体は、オレの妻が守った……だから、あいつの魂が宿っている」 オペレーション・メテオのコロニー落としには、妹蘭がお気に入りにしていた花畑と彼女の墓を失いたくないがために反対の立場を取り、 地球に降下した後は単独行動を取るようになる。 勝利を重ねていたが、トレーズを殺そうと追撃した際に決闘に敗れてしまい、 自信を消失し、戦う意義を見失いかけるが、サリィ・ポォとの出会いで意思を取り戻す。 OZへの反抗を続けていたが、損傷が大きかった機体の強化を目論んでわざと投降。 デュオと共に月基地に拘束されるが、レディ・アンの攻撃の混乱に乗じて脱出。 故郷のL5コロニーに戻ったが、コロニーごと自爆*1されてしまい、妹蘭の墓も失われる。 その後は最後まで一人で戦う事を貫こうと単独でホワイトファングに攻撃を仕掛けるが、連戦でアルトロンは中破し、 ヒイロとサリィの乗るシャトルに拾われ、以後ピースミリオンで行動を共にする事となる。 最終決戦において、再び宿敵トレーズの乗るトールギスIIに決闘を挑む。 戦い自体には勝利したものの、トレーズが「わざと敗北し戦死した」とも取れる行動を取ったために「勝ち逃げ」と思い込み、 2度目の精神的な敗北の屈辱を味わう。 1年後、戦士としての生きる道が無くなった事や、大戦後安穏と平和を享受する市民への強い嫌悪、 拭いきれないトレーズへの敗北感から、自ら悪となって正義を確かめると言う大胆な行動に出る。 しかし、ヒイロに「再び悲劇を繰り返すのか」と問われ、自分がやっている事はかつてのOZと変わらないという事を悟り、 ブリュッセルにて自らの意志で立ち上がった人々を見て、マリーメイア軍を武力行使する事無く追い詰め、トレーズに対する葛藤にピリオドを打つ。 その後、他のガンダムパイロット達とは別の場所(竜一族の故郷)でアルトロンガンダムを自爆させ、亡き妻の安らかな眠りを願った。 ガンダムエース連載の小説『Frozen Teardrop』では老師・張として登場し、本編中には描写が少なかった「文武両道」の設定を如何なく発揮。 ロストテクノロジーと化したガンダムの制御システムを独力で再現し、エピオン・パイ(白)を完成させる。 操縦技術も未だ衰えず、初搭乗で乗りこなして見せた。 揚子江でOZ艦隊を壊滅させると南下し、 インダス補給基地、更にアフリカのヴィクトリア湖基地を次々に襲撃し、ガンダムデスサイズばりの神出鬼没ぶりを見せ付ける。 しかし、右腕のドラゴンハングを失った状態でOZの月面基地を襲撃し、集中攻撃を受けて投降・回収されてしまう。 だがこれは、より強い力を得ようとした五飛の計算によるものだった。 その目論見通り、鹵獲された本機は「アルトロンガンダム」として改修・強化されていた。 宇宙戦に対応した強化が為され、背部左右にスラスター内蔵の可動翼ランダムバインダー、両スネにサブスラスターを追加し空間機動力を強化。 武装もアルトロン(二頭龍)の名の由来となった両腕の改良型ドラゴンハング、 ビームグレイブに代わり装備されたツインビームトライデント、背部の2連装ビームキャノンと、大幅に強化されている。 機体色もグリーンに変わり、より竜のイメージに近くなっている。 奪還当初は最終調整が間に合わず完成度70~80%程での出撃だったが、新型モビルドール・ビルゴを圧倒する活躍を見せる。 その後L5コロニーで最終調整が行われたが、五飛の単独行動が続いた事で一度中破してしまう。 その後の『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』では、ヒイロのウイングゼロと激闘を繰り広げている。 なお、『Endless Waltz』では5機のガンダムがリデザインされ、商品化の際は商品名に「カスタム」と付けてTV版と区別をする事になったのだが、 アルトロンガンダムのみ「ガンダムナタク」という商品名で販売された。 資料によっては他のガンダムと同様「アルトロンガンダムカスタム」となっている。 + 各ゲームでの活躍 『Gジェネレーション』シリーズでは総じて扱い易い機体としての立ち位置を確立している。 本シリーズは基本的に射撃よりも格闘の方が大ダメージを叩きだし易く、 ドラゴンファングという中距離戦用の格闘武器を持つシェンロンは侮れない火力を持つ。 射撃武器がバルカンと威力の安定しない火炎放射機のみなので敵軍フェイズだとやや辛いのが欠点と言えば欠点。 改良機のアルトロンになると2連ビーム砲が追加され、ますます火力に磨きがかかる。 昔はEW版デザインであるガンダムナタクと比べると、ナタクはバルカンを除いた射撃武器が一切排除されてしまい (ドラゴンファングが残っているので辛うじて中距離戦に対応出来る。 中距離戦にすら対応出来なくなってしまうサンドロックやデスサイズに比べれば使い勝手は雲泥の差)、 結局アルトロンの方が使い勝手がいいという事が多かったのだが、 『WORLD』では攻撃性能面でデスサイズやサンドロックを遥かに凌駕するようになったため、 アルトロンではなくナタクを選ぶ価値も増してきている。 『スーパーロボット大戦』にも多くの作品で参戦しているが、TV版『W』より『EW』版の方がよく参戦するため、全体的な活躍は控えめ。 パイロットの五飛はスタッフに愛されてるのか愛されてないのか色々な面で不遇気味にされ、一部からはネタキャラ扱いにされる事も多い。 + 詳細 初参戦は『スーパーロボット大戦F』 (『ガンダムW』の初参戦は『新スパロボ』だが、この時はヒイロとゼクス、それとリリーナしか登場しなかった)。 序盤は敵として立ちはだかり、後半に仲間になるのは他のWチームと同じ流れである。 が、劇中の「俺は逃げも隠れもしない」という言葉が原因なのか、 極端に回避能力が下げられ、攻略本を編集した人達に「回避する気がないのか」とまで書かれた (逆に「逃げも隠れもするが」と言ったデュオはWチーム一の回避能力を誇る)。 結果、仲間になるのがかなりの終盤になる五飛は、 第三勢力として出てきた時に敵キャラに包囲され一瞬で倒される事となる無様なデビューを飾ってしまった。 その後仲間になっても、アルトロンの性能が時期的にいまいちなため、大した活躍も出来ないままで終わる人の方が多かっただろう。 これは五飛に限った話ではなく、ニュータイプ以外は人と扱ってくれないという当時の酷いゲームバランスのせいであり、 ヒイロ達も機体の改造度合次第では同じ目を見る事になってしまう。 『F完』でのゼロカスタムは隠しキャラだけあって最強のMSといっていい性能だったが。 しかし最終ルート分岐二択の片方で死亡が確定するカトルに行方不明になるヒイロとトロワ(もう片方のルートも条件次第とか酷い…)、 どうやっても結局帰ってこないゼクスにノインなど、永久離脱ばかりな『W』組の中で、 彼とデュオだけは最後のどちらのルートを選んでも仲間にする事が出来た。 パイロット乗り換えでアルトロンから降ろすと、二度と五飛が使えなくなるバグがあるという点でも、ネタ率が高い。 歴代『スパロボ』で最もTV版『W』を原作再現していると評判の『64』においては、 TV版Wの原作再現の比重が高いために原作での聡明な彼の部分が多く再現されており、一件救われているように見えるが、 終盤にあるトレーズとの戦いが、五飛登場前に自軍でトレーズを撃破していると発生しなかったり、 更にその後、ズール皇帝(『六神合体ゴッドマーズ』の敵)に洗脳され、 「ズール皇帝こそが正義だ!」なんて言ってしまうシーンがあり、ファンの間では現在でもネタにされてしまっている。 また、序盤の方で「完全平和主義など幻想にすぎん。女の考えそうなことだ」と口走った結果、 その場にいた女性陣にフルボッコにされるなんていう可哀想なシーンまであったりする。トロワのフォローが遅い上に意味が無いのも虚しい ついでに言えば、五飛はこのシーンのあったシナリオで長期離脱するため (長期離脱するのは他のW系パイロットもそうだが、 他の連中が次のシナリオ開始前で離脱なのに対し、五飛のみ選択肢次第でこのシナリオのクリア後に離脱する)、 「女性陣にいじめられたから出ていった」などとファンから楽しい酷い妄想をされていたりする。 脚本家は彼に対し歪んだ愛情でも抱いているのだろうか……。 また、この『64』とは「TV版Wが参戦している」「ゴッドマーズが参戦している」「脚本家が同じ」などの共通点を持つ携帯機の『D』では 序盤から登場し裏切る事もないのだが、「ズール皇帝は悪だ」と断言する場面があり、ファンから失笑を買ってたりもする (後年の『第3次Z時獄篇』では、よりにもよってこの台詞を『ゴッドマーズ』の人物が発言する場面も……)。 『α』に参戦した時は、『F』と同じ流れであるが、『F』に比べると味方になるタイミングが少し早い。 が、『α』にはアルトロンより強い性能を持つキャラが結構多いので、終盤まで使っていくのには愛が必要である。 しかし、『α』にある精神コマンド(RPGにおける補助魔法みたいなもの)「挑発」が、 全味方キャラの中で唯一五飛が所持しているので「挑発要員」などと呼ばれる事が多い。そういや髪型も似てるような 余談だが、『α』の初期出荷版では、とあるMAPでとあるボスキャラに挑発を行って誘き寄せて撃破すると、 次に何らかの形で戦闘するまで金が延々と入りまくる有益なバグがあるため、ここで資金をカンストさせるために使われる事も多い。 久々にTV版『ガンダムW』として参戦した『第2次スーパーロボット大戦Z』においては、 直前の『L』に引き続きまたしても前編である『破界篇』の第1話から登場し、 今度は味方として、次元獣に囲まれた主人公のクロウ・プルーストを援護した。 2回連続での第1話からの登場に盛大に吹き出すプレイヤーは多かったのだが……『破界篇』では以降、大して活躍しない。 その後はタクラマカン砂漠で三国連合に襲われた自軍を手助けにきたところで仲間入りし、その後のシナリオで特に目立つ事もなく、 ゴッドマーズとも共演したのにズール皇帝との絡みもなかった(本来ある方がおかしいのだが)。 もっとも『破界篇』は後編までの伏線展開という意味合いが強く、『W』も殆ど原作再現がなされなかったのでやむを得ない所である。 ……そして、後編である『再世篇』ではいよいよ本領を発揮。 中華連邦の天子(コードギアス)が無理やり政略結婚されそうになれば青竜刀で暴れてぶち壊し、*2 天子がゼロ(コードギアス)に誘拐されればシェンロンガンダムで追撃し、 大宦官(コードギアス)が天子を殺そうとすれば星刻(コード(ry)と共に庇い、大宦官相手に専用の戦闘前会話も発生する。 格好いいのは確かだが、星刻と共に「龍と虎が天子を守る」「神の使わした龍と虎」と並び称される様は完全にコードギアスのキャラである。 挙句の果てに自軍に参入した後も、ゼロシステムで暴走したヒイロがゼロを殺そうとすれば暴走とか関係なく正気のまま便乗してゼロを攻撃してくる。 その後、ゼロが敵に回れば主人公でも『コードギアス』のキャラでもないのに専用の戦闘前会話が発生。お前はいったい何の作品のキャラだ。 幸い、『再世篇』は『W』の原作再現も多くトレーズとの戦いもちゃんと再現されたので、 『L』とは違ってKMF・神龍のパイロットにならずに済んだ……のか? しかし、天子がゼロに誘拐された際はイベント発生前に撃墜すると無限復活する辺り、ネタも忘れていないのがなんとも (しかも、稼ぎに利用されてしまうのを見越してか、獲得資金100、PP2という恐るべき実入りの無さ。撃墜数稼ぎには便利だけど)。 性能面では、シェンロンガンダムやアルトロンガンダムのカスタムボーナスが「ドラゴンハングの射程+2」であり、 フル改造するとドラゴンハングが「P武器の射程1~7」と何かトチ狂った素敵な性能になる。 また、「海適正が高い」「強化パーツを3つ付けれる」というのも大きい。頑張ればドラゴンハングの射程を12まで伸ばせる。 ただし、この性能を突き詰めると、援護の得意なカトル、ABで更に射程が伸びるトロワ、基本能力の高いヒイロやデュオ……と 本気で活躍させようとすると五飛以外がパイロット候補になるという悲しい現実が五飛を襲うわけだが。 本人の名誉のため言っておくと、五飛のAB「気力130以上で自軍フェイズ開始時に「直撃」がかかる」はバリア持ちの多い『再世篇』だと有用である。 なお、ゼロが敵に回らなかったルートのEDではゼロに「お前がもし道を間違えるような事があったら叩き潰す」と忠告。 自分がゼロに叩き潰されるフラグを立てた。まぁ『第3次Z時獄篇』はゼロレクイエムルート通過が正史だったんだけど。 「ズール皇帝こそが正義だ!ズール皇帝に逆らうような悪は俺が倒す!」 + 戦闘デモまとめ 『F』版 『64』版 『α』版 『第2次Z破界篇』版 『第2次Z再世篇』版 『ガンダムVS.ガンダムNEXT』では、ウイング、デスサイズ、ヘビーアームズがプレイヤーキャラとして参戦。 サンドロックがデスサイズのサポート機体として参戦しているため、また『W』チームで一人だけハブられる結果となった。 不遇すぎだろ……変態仮面は2種類も機体が出てるのに…… そんな事もあったためか、家庭用の『NEXTPLUS』では、『EW』版アルトロンを引っ提げて参戦。 近~中距離に特化していて、かなりの性能を誇る強機体となった。良かったね五飛。 だがこれによって一人だけプレイヤーキャラではないサンドロックが不遇ポジになってしまったのは言うまでもない 後に家庭用『FULLBOOST』のDLC追加機体並びに『マキシブースト』アップデート追加機体として今度はTV版アルトロンが参戦した。 『ガンダムトライエイジ』では「OPERATION ACE 02」でアルトロンガンダム、「VS IGNITION 02」でアルトロンガンダム(EW版)、 「EVOL BOOST!! 02」でシェンロンガンダムがそれぞれパーフェクトレアで参戦。 シェンロンガンダムはゲージを使用して乗り換えられる(乗り換え後はアルトロンガンダム)ヴァリアブルカードとしての登場となった。 シェンロンのカード化はこの1枚のみ。 ちなみに、初期の5機のガンダムのうちウイングとデスサイズは参戦しているもののヘビーアームズとサンドロックは参戦していない。 また、一部のゲームでは中華系で龍のガンダム乗りという繋がりからサイ・サイシーと絡む事がある。 「アニキ」と呼ばれて、「貴様のような弟を持った覚えはない」と返す(『スーパーロボット大戦R』) 互いの生き方について語り合う(『サンライズ英雄譚2』) ちなみにこの二人、実は『EW』版では同い年であり、TV版の設定に至っては五飛の方が年下という事になる。 それぞれ童顔とデコのためとてもそうは見えないが この様に、色々なゲームでネタっぷりを見せ付けたためなのか、またはその特徴的な髪形のせいなのか、 いつの日かニコニコでは本名の「ウーフェイ」ではなく、「ごひ」と呼ばれ (と言うか、ニコニコ以前の、それこそガンダムW放送当時から「ごひ」と呼ばれることはあった)、 彼が動画に出る度に「ごひ」弾幕が流れるようなネタキャラになってしまったのだった……。 格闘ゲームにおける性能 格闘ゲームではSFCソフト『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』に登場。 格闘戦特化のガンダムという設定通りバルカンと超必以外の飛び道具は無いが、リーチが長く使い勝手のいい通常技を多く持つ。 全体的に通常技のリーチが短いこのゲームでは立ち回りで圧倒的優位に立てるため自分から近付く必要がなく、 中間距離からチクチクと武器攻撃で削り、我慢しきれず前に出てきた相手の攻め手を潰していくのが主戦法というダルシム的な立ち回りキャラ。 ナタクの強さを支えているのは、何といっても薙刀を振る「立ちA」である。 牽制、対空、ブーストジャンプ防止など様々な場面で役立つ上、ダウンまで奪えるという驚異の性能を誇る。 相手を追い詰めている場面や、めくり気味の攻撃も返してくれるのでほとんどのジャンプ攻撃は怖くない。 この技のおかげで、エピオンを含めた他のどの機体にも不利が付かないという、驚異の高ランクを維持し続けているのである。 ナタクを使う場合、これをどんなタイミングで振ったらいいかを覚えさせておく事が絶対条件になる。 それ以外でも通常技は武器はおろか手足にまで一切喰らい判定が無いという神性能である。 判定が強いとかいうレベルじゃねーぞ!(ちなみに原作ゲームでは他のキャラも大抵こんな感じの判定をしている) しかし、通常技が強い半面、必殺技はあまり使い道が無いので、通常技の振り方が重要になってくる。 弱点は、防御力が低い事。 せっかく苦労して与えたダメージが相手のコンボ1回で逆転を許してしまうのもよくある事。 これが原因で思い切って相手のガードを崩しにいけない事も難点で、ここぞというときに弱みを見せると一気にやられてしまう。 普段の立ち回りの強さとは裏腹に、常にミスしたらやられるような状態が続くのである。 + 必殺技の性能 ドラゴンハング 腕を伸ばして、弱では相手を突き飛ばし、強なら掴んで投げる技。 強で掴んで投げた後、相手のバウンド中に普通の投げのように追い討ちが出来る。 その場合は自分が画面端にいる状態でなければならない。 また、しゃがまれると当たらない(トールギスには当たる)。 ハンドレッドグレイブ ビームグレイブを連続で突き出す技。 ヒットさせても相手がダウンしない上、出も少し遅いのであまり使い道は無い。 ドラゴンハングファイヤー 超必殺技。前方に火炎放射を放つ。空中で使用可能。 威力としては低めだが、発生もそれなりに早くガードキャンセルには十分使っていける。 相手をダウンさせる事が出来ないが、連続技に狙える場面では積極的に使っていってもいい。 MUGENにおけるシェンロンガンダム CGH氏が製作したものが存在していたが、現在は正規入手不可。 大垣氏のエピオン同様、烏賊氏の原作再現ガンダムデスサイズを改変したもの。 概ね原作再現仕様だが、ボイス追加・イントロ・勝利ポーズの演出面でアレンジが施されている。 7P以降を選択すれば、演出も原作のものとなるので使い分けるといいだろう。 また改変元のデスサイズと同様にデミトリのミッドナイトブリスにも対応している。 なお、原作再現で試合開始時に3ゲージ所持しているが、これはコンフィグで変更可能。 AIもデフォルトで搭載されており、結構強い。 また、Gundam_mugenのサイトにおいても公開されていた(現在はサイトが消滅し正規入手不可)。 こちらも『ENDLESS DUEL』の画像を使用しているが、システムは『バトルマスター(Battle Assault)』仕様になっており、 避け動作が追加されている。 Kamekaze氏によるキャラも公開されており、こちらは現在も入手可能。 原作再現仕様となっており、凶ランク相当の強さのAIが搭載されている。 出場大会 シングル オールスターゲージ増々トーナメント GGG主催!スーパーロボット大戦トーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 家庭用格闘ゲームオンリートーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント タッグ ゲージ増々タッグトーナメント チーム 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 あまり見ない作品別チームリーグ【やや珍しめ】 ほぼ作品別トーナメント【総勢128チーム】 作品別トーナメント2011 格ゲー頂上対決!!チームトーナメント【大将は白黒クラス】 90年代格闘ゲーム 作品別チーム大会 その他 ハイスピードメカアクション杯 凍結 終戦管理局主催 ロボットトーナメント 3rd 「貴様らは正しいのか?貴様らは正しいのかと聞いている!」 *1 これは敵の謀略だとかそういうわけではなく、 L5コロニーを人質に取られた際に五飛の足手纏いになる事を嫌った竜一族が即座にコロニーごと自爆して一族全員で死ぬ道を選んだだけである。 妹蘭の死によって戦士となった五飛も流石にここまでするとは予想出来なかったらしく、呆然としていた。 気性の激しい妹蘭だがこういったメンタリティは彼女に限った話ではなく、竜一族そのものがかなりネジの外r…… もとい、強い意志を持つ一族だったのだ。 そんな唐突かつ無茶な自爆だったので、当然五飛が守ろうと思っていた妹蘭の墓に対するフォローも無い。 後付けとはいえ、幾らなんでも酷いんじゃなかろうか。 *2 なお、これは明らかに五飛が妻帯者であるという裏設定を活かしたものであるし、この後のあるシナリオで条件を満たせば実際に妹蘭の名前を口に出す。 『L』同様に、以前の状態を改善してネタ成分抜きのクロスオーバーをやらせようとするスタッフの姿勢が見える。 ちなみに、「結婚とは永遠の約束だ」と述べる五飛を茶化す役割を担当したのはよりにもよってデュオ。 ……『Frozen Teardrop』のヒルデが聞いたら手足を全部へし折るであろう。
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/4552.html
スーパーデーモンハンド 闇 スーパーレア 10 呪文 ■相手のクリーチャーを一体破壊する。 ■シールドトリガー ■バトルゾーンにデーモンコマンドのクリーチャーが2体以上いればバトルゾーンの相手のクリーチャーを1体の代わりに2体破壊する。 ■この呪文を唱えた時バトルゾーンに≪バロム≫とつくクリーチャーがあれば相手のクリーチャーを好きな数破壊する。 貴様などこれだけで十分だ。 作者:拓歩 デーモンズゲートを直してくれた人どなたですか。作者名を教えてください。このカードも修正お願いします。拓歩 評価 デーモンズゲートもそうなのですが、デュエマにおいて「8マナ以上のカードにSトリガー」というのは基本的にまずいです。(ギャンブル要素が大きくなりすぎるので) この能力なら、同じコストでSトリガーなしでもいいと思います。 お節介かもしれませんが、shinofuさんのオリカ設計図に一度目を通されるといいかと。 rular
https://w.atwiki.jp/hgks/
ここはモンハン2Gの画像等を主に載せるウィキです ゲームならなんでもオーケーです(アダルトなものは禁止) ゲーム以外でも載せてもいいですがこちらで削除させて頂く場合があります (人を明らかに不快にするもの、荒らし、アダルトなもの、など) ちなみに、かっこいいものから面白いもの、可愛い物なんでもオーケーです (こちらの削除対象にならないものであれば) Wiiしか使えなかったり、画像をPHSから送ったりなど、個人の事情で画像を載せられません 誰か1枚でも載せて下さると光栄です 私の写真は画像が悪いと言う弱点もありますし^^; ここのうぃき管理人はPCの禁止処分につき全然手が入ってません 本当に申し訳御座いません>< 雑談にでも使っていただければと思います ここのwiki管理人は今、携帯を切られましたので、画像を少ししかアップできませんが 時間があれば少しずつ載せていこうかと思います ↓ゲームの画像はこちらへ ゲーム画像 ↓その他の画像はこちらへ その他画像 ↓雑談や、リクエスト、質問はここです 雑談など @wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/rs-userfaq/pages/161.html
RS-160 ガオレッド 種類:Sユニット カテゴリ:WB BP:3000 SP:! 必要パワー:3 追加条件:なし CN:2 特徴:レッド/男 テキスト: 【ブレイジングファイヤー】「SP1」 自軍ターン中、このユニットは BP+2000 される。 対応FAQ なし
https://w.atwiki.jp/affikasuhatima/pages/24.html
イギリス、ロンドンを襲った珍事ーーー 昨晩、ロンドン市内のバッキンガム宮殿近辺にて原因不明の感染症が発生、 さながら映画に登場するゾンビのような症状に、市内は一時パニックになった。 たまたまアフィブログで得た金で訪英していたアフィカスはちまさん(23)がこの事件に遭遇、 大使館宛に「ゾンビ・ボスが倒せない」と連絡した後消息を断った。 その後、特殊部隊が現場付近に駆け付けた所、腐乱したアフィカスはちまさんの遺体を発見。 感染防止の為に抗体を注入した弾丸で銃撃した所、「ほぁ」と謎の一言を残し爆散した。 父親は今朝、報道向けの記者会見にて息子の不出来を謝罪。 「スキャナーをアップデートしていればこんな事には」と悲痛な心情を吐露した。 なお、次回の更新には間に合う模様。 http //anago.open2ch.net/test/read.cgi/ghard/1339269012/
https://w.atwiki.jp/raisyo/pages/427.html
モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 コンテンツ 攻略ページ コードページ 掲示板 ゲーム評価 コメント 攻略ページ モンハン日記 ぽかぽかアイルー村/攻略 コードページ モンハン日記 ぽかぽかアイルー村/コード 掲示板 モンハン日記 ぽかぽかアイルー村/掲示板 ゲーム評価 このゲームは… 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 良い 42 (53%) 2 うんこ 7 (9%) 3 きもくそ 6 (8%) 4 悪い 5 (6%) 5 くそくそくそ・・・くそーーー! 4 (5%) 6 サイコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 4 (5%) 7 死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 4 (5%) 8 ランランルー 3 (4%) 9 地球管理人地球天皇地球遺産地球国宝地球皇帝地球王子地球総理地球大統領地球陛下地球国家宇宙征服独裁政権全生命体全宇宙全惑星全世界全人類破壊消滅滅亡史上最強核兵器横綱優勝神様爆弾 3 (4%) 10 BBBBBBBBBBBBBBBBB 1 (1%) その他 投票総数 79 コメント 名前 コメント レスありがとう。詳細はこれです(´-ω-)★ http //jn.l7i7.com/ -- age (2012-01-05 09 06 18) 買った買った イイェーーーーイ -- メラルー (2010-09-26 19 29 07) アイルーかわいいww -- 桜咲刹那 (2010-09-24 21 06 47) ですね~ -- MONNHANN (2010-08-29 17 57 16) これはこれでモンハンらしさが出てておもしろいですな~ -- メラルー (2010-08-28 20 44 41) 僕はまだかってなーいもうそろそろ買おうかな? -- アイルー村 (2010-08-27 09 29 22) 買いました~ -- 名無しさん (2010-08-26 16 39 15) もう買った人~ 俺はもうかったよ -- MONNHANN (2010-08-26 14 12 35) だね~ -- MONNHANN (2010-08-26 14 06 23) とうとうこの日が来た -- ははは (2010-08-26 01 59 33) うれしいな~~ みんな話そうね~ -- つけ麺大統領 (2010-08-25 17 00 52) 明日発売だねー -- アイルー村 (2010-08-25 09 27 35) 発売楽しみ~ -- MONNHANN (2010-08-24 15 22 28) ※削除 ※削除 ※削除 ※削除 ※削除
https://w.atwiki.jp/rs-userfaq/pages/610.html
RS-560 ガオレオン 種類: カテゴリ: BP: SP: 必要パワー: 追加条件: CN: 特徴: テキスト: 対応FAQ なし
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4271.html
俺は洞窟の片隅で、身を屈め、音を殺し、いずれ来るだろう奴を待っていた。 空を切る羽の音が響き、ペイントボール独特の匂いが洞窟の中を満たす。 (……来たか) 丸い穴の開いた天井から、身体中に傷を負った《大怪鳥イャンクック》が姿をあらわした。 巨体を揺らす《イャンクック》が着地するのを、今か今かと待ちながら、胸の高鳴りを押さえる。 《イャンクック》の着地と同時に土煙があがり、身体が傾き、地面に沈む。 (……今だ) 落とし穴によって体の半分近くが埋まり、身動きがとれずにいる《イャンクック》めがけて走る。 「うおおおおぉぉぉぉ」 俺の背中に掛かる大剣《バスターソード改》の柄を握り、全体重を掛けて振り下ろした―― 馬車に揺られながらも、俺は荷物を大事に抱えていた。 「これで《街》に行ける……」 思わず呟いてしまってから辺りで、くすり、と忍び笑いが起こったことに気付く。慌てて唇を引き締めるが、喜びが込み上げてくる。 家業を継ぐと思っていた親は、ハンターになるのを反対したが、 「一ヶ月で《イャンクック》を倒せるなら考えやろう」 と、親父が条件を出してきた。 俺は死に物狂いでランポスと戦い、防具と武器を揃え、経験を積んだ。 閃光玉や落とし穴などを使いながらも、一ヶ月で《イャンクック》を倒せるまでになった。 そして、俺は街に向かっている。 一ヶ月で倒したのなら早い成長だろうが、今年で十七になる俺の年齢的には遅い方かもしれない。 街では同い年で《飛竜》を狩る奴がいると聞いている。 ハンターとしてはまだまだ半人前なのは分かるが、嬉しさが込み上げてくるのは仕方がない。 街に着いた俺は、酒場に向けて歩いた。 ここでハンターとして活動するには、ギルドの組合に登録をしないといけない。 酒場の扉の無い入り口をくぐると、煙草と酒の匂いが満たしている。ここにいるだけで酔ってしまいそうだ。 カウンターに向かって歩くが、誰も俺を見ようともしない。 それもそうだろう。武器もそうだが、防具は《ハンターシリーズ》で揃えてある。 新人ハンターが来た、としか認識していないのだろう。 「おや? 君は新人かい? 今めがっさ忙しいから、奥にいる喜緑さんに登録を頼むといいにょろ」 そう言って変な語尾を使う女性は、ジョッキを手に持ち奥のテーブルにいった。 俺はその人が言った方へ行き、喜緑さんらしき人に声をかけた。 「あなたが喜緑さんですか?」 荷物の中から紹介状を取り出し、カウンターの上に置く。 「ここの《ギルド》に登録したい」 喜緑さんは折り畳んだそれを丁寧に開き確認する。 読み終わると、一冊の帳面を出して、俺の前に置いた。 「ここの記入事項に答えて」 帳面を受け取り、羽ペンで、名前、年、性別、得意な武器、を書き込む。 喜緑さんは帳面を受け取ると、 「登録証を作るから待ってて」 そう言って、カウンターの奥の扉の向こうに話かけた。 「会長(マスター)、彼の《ハンターランク》はどうします?」 喜緑さんの声に対して、壁の向こうから返事がする。 「《レンジャー》」 返ってきたのは、たった一言。 「それで十分」 いや、二言で俺のランクは決まった。 登録証を受け取った俺は、荷物を宿舎に持って行くことにした。 「ちょっと待って」 後ろから喜緑さんが呼び止める。 「《アプトノス》のステーキをサービスしとくから、荷物を置いたら来てね」 今日は何も食ってなかったことに気付いた俺は、お言葉に甘えさせてもらおうことにた。 「有難うございます」 俺は荷物を部屋に置くと、すぐに酒場へと向かった。 「今、手が離せないの。別の子に持ってこさせるから、適当なとこに座って待ってて」 別の子ね……。変な語尾を使う女性が持ってきてくれるのだろうと思いつつ、席を探す。 どこもかしこも席は埋まっているが、一つのテーブルだけ空いている。 いや、正確に言うと、一人のハンターの周り、半径三メートルに人がいないのだ。 そのハンターは《グラビィトンハンマー》という巨大なハンマーを背中に負って、腕と腰と足には《レイアシリーズ》の防具を身につけ、 胴鎧は《スティールメイル》、頭には兜ともいえない、黄色いリボンの付いたカチューシャをつけている。 しかも、美人と言っていいほどの女性がそこにいた。 長い髪を一つに纏めたポニーテールが、なんとも良い。 男の一人や二人、近くにいてもいいくらいだ。が、誰もいない。 席も空いているし、せっかくなので声ぐらい掛けておこうと思ったこの俺を、誰が責められよう。 「この席、座ってもいいか?」 問う俺に、鋭い眼光が刺さる。 「あんた何? 新人?」 その問いに俺は頷いた。 「なら、向こうに行ってくれる。ただのハンターには興味ないから。 あたしが求めているのは凄腕のハンター。もしくは古龍種の情報のみ。 だから、あっちに行ってくれる。邪魔だから」 まるで眼だけで《飛竜》を殺そうとするように俺を睨む。それと同時に、周りから笑い声があがった。 訳の解らない俺は、物凄く居心地が悪い。早くここから立ち去りたい。それほど気恥ずかしい。 「おーい、新人!」 奥のテーブルから声がする。振り向くと同い年くらいの男が手を振っている。 「こっちに来いよ!」 丁度いい。この女の下から離れられるなら。 俺は駆け足でその場を去った。 「お前、あの涼宮に声かけただろ」 今では太刀に分類される《鉄刀・神楽》を背負った男が言う。 俺もこんな武器が欲しいと、恨めしく思いながら話を聞くことにした。 それと同時に《アプトノス》のステーキが目の前に置かれた。 「お待たせしましたぁー」 舌足らずな声だが、可愛らしい。 礼を言おうと振り向くと、受け付け服からはち切れんばかりの胸を、横から突き出した女性がいた。 「有難うございます」 礼を言うと、女性は軽く会釈して立ち去った。 「鼻の下のばしてないで話を聞け」 男の言葉で我に返った俺は、肉に噛り付き、話を聞いた。 「いいか。あの女の名前は《涼宮ハルヒ》って言う、この街のハンターの中でも、ずば抜けた変人だ」 「みくるちゃーん! ビール!」 後ろから、あの女の声が聞こえる。 「腕がいいから、いろんな隊に呼ばれてんだけど……」 「ちょっと待ってくださぁ~い」 俺にステーキを持ってきてくれた女性の、とても可愛らし声が返ってくる。 「一度、隊に入れた奴らは、二度と組もうとはしないらしい……」 「また始まるのか」 と、周りのハンターの声。 「涼宮と組んだ隊は必ず依頼を成功させ、生きて返ってくるが……」 「うりゃー!」 「いやああああぁぁぁぁ」 飛び掛かるような声。 そして、天使の声が悲鳴に変わり、俺は涼宮なる女の方へ振り向いた。 「必ず、何らかのトラウマを植え付けていくらしい」 「いやぁ、ひゃぁ、はふぅ」 天使の声は途切れ途切れに聞こえ、それと同時に胸が揺れる。 涼宮と言う女は、後ろから抱きつき、服の中を天使の胸を弄っていた。 (たしかに変人だな……) 《涼宮ハルヒ》と言う変人に出会って、もう一ヶ月経つ。 けっして忘れる事がないだろう名前とともに、腕の良いハンターや受け付け嬢の人達の名前も、ある程度覚えた。 この《街》や宿舎での暮らしにも慣れ、ハンターとしての一歩を踏み出している。 そんなある日、俺は大剣《バスターブレイド》を背負い、走っていた。 「早くしろ、キョン」 俺はその声の主を追い、馬車に足を掛け、中に乗り込む。 ちなみに、《キョン》と言うのは俺のあだ名だ。 そして、その名を呼ぶのは《涼宮ハルヒ》のことを教えてくれた男、谷口だ。 「キョンは本当、昔から変わってないね」 そう言ったのは、国木田という男。 そして、《キョン》というあだ名を広めた本人だ。 国木田とは小さい頃からの友達で、その時から俺のことを《キョン》というあだ名で呼んでいた。 三年程前に、国木田は両親と一緒に村を離れたが……まあ、いろいろとあったのだろう。 旅の途中でモンスターに襲われるなんて事は、よくあることだ。 まあ、詳しい話は知らないが、俺がハンターになる二年程前にハンターになっていた。 「準備はいいか? 行くぞ!」 谷口と国木田の隊のリーダーで、俺達より十程歳上の先輩ハンターの岡部が言うのと同時に馬車は動き出す。 今日は待ちに待った、街に来て初の狩りである。 今まで、肉やキノコを集めては収納し、鉱石類を採掘して街に帰るといったことしかしていなかった。 そんなとき、谷口が声を掛けてきた。 「街に来て一ヶ月経つが、そろそろ狩りがしたいんじゃないか?」 と。そして、付け加えるように、 「《イャンクック》の討伐依頼を受けて、明日、三人で行くんだが……どうだ? 行くんなら、契約金は俺達がだしとくけど」 俺は谷口の言葉に歓喜し、二つ返事で承諾した。 この日をどれだけ楽しみにしていたか。 胸の高鳴りを押さえつつ、俺達の乗る馬車は《森と丘》に向かっていた。 その頃、街の酒場の奥の部屋に、一つの依頼書が届いていた。 その依頼書を受け取った男の瞳が、眼鏡の奥から覗き込む。 会長と呼ばれているマスターは、眼鏡をついと指で押し上げると一人の受け付け嬢を呼び止た。 「喜緑くん。この依頼書の対応を頼む」 呼び止められた受け付け嬢《喜緑江美里》は、依頼書を受け取るとカウンターに戻り、内容を確認した。 『《リオレウス》を村に住むハンター達で撃退したが、また戻って来るかもしれない。 その前に、そちら側のハンターで討伐してほしい』 そう書かれていた依頼書には、村長の名前、報酬金、逃げた場所が書かれてあった。 「困まりましたわ……」 小さな溜め息を吐く。 一度、ハンター達の攻撃から生き延びた《飛竜》は、知識をつけ、さらに手強くなる。 腕の良いハンターならどうにか出来るため、差程問題では無いが、如何せん場所が悪かった。 依頼書に記された場所は《森と丘》。 そこには今、四人のハンターが《イャンクック》の討伐依頼を受けて、馬車は走らせている。 そのハンター達は、この事を知らない。 例え《リオレウス》に気付いたとしても、新人ハンターを連れて、手強くなった《リオレウス》と戦うのは自殺行為に等しい。 本来なら、運が無かった。と言われるだろうが、何の対応もしなかったら、ギルドの信頼性を落とすことになる。 喜緑さんは考えた挙句、一人の女性を呼び止めた。 「鶴屋さん。少し宜しいですか?」 呼ばれた女性は、手に持っていたビールをテーブルに置くと、長い髪を揺らし、カウンターの前までやってきた。 「ん? あたしに用かい?」 喜緑さんは依頼書をカウンターの上に置くと、簡単な説明をした。 「そりゃー困ったね。あたしが行かなきゃならないとこだけど、ちょっち用事があるから、みくるに頼んでみるよ」 「お願いします。それでは、私は馬車の準備を頼みにいきますので」 喜緑さんは背を向けると、酒場から出ていった。 「みっくるー! 今すぐカウンター前に集合ー!」 鶴屋さんの声は酒場の中に響き渡り、何人かのハンターは耳を押さえる。 そんな中を胸を揺らし、《朝比奈みくる》はカウンター前に駆け寄った。 「何ですか? 鶴屋さん」 朝比奈さんの問いに、鶴屋さんは依頼書の事を説明した。そして、今から四人のハンターに事情を説明するように、と。 「戻って来るなら、契約金の方は返すからって言っといてよ」 「はい」 「あ! それと、そこに置いてある《傘》とトランクを持っていっていいよ!」 「分かりました」 朝比奈さんはそう言うと、傘に手を伸ばし、掴もうとした。 「どこ行くの、みくるちゃん?」 それを遮るように、誰かが腕を掴む。涼宮ハルヒだ。 「今日は、あたしの相手をしてくれるんじゃないの?」 「あ、いえ、あの……今から《森と丘》に行かないといけないので……」 「《森と丘》?」 涼宮ハルヒはその言葉を聞くと、クエストボードを睨み、カウンターの上に視線を移し、歩を進めた。 鶴屋さんはカウンターの上にある物に気付き、手を伸ばすが、遅かった。 涼宮ハルヒは神速の動きで依頼書を手に取り、内容を読む。そして、場所を確認したその顔が、驚きと笑顔に変わる。 「みくるちゃん、《リオレウス》の討伐に行くの! それなら、あたしも行くわよ!」 その言葉に、朝比奈さんは言葉を失った。 これは別に感動しているわけでは無い。逆に心配で仕方ないのだ。自分の命が……。 「違うんだよ、ハルにゃん!」 涼宮ハルヒを呼び止め、鶴屋さんはすぐに事情を説明したが、 「どっちにしても、暇だからついていくわ」 その言葉に、鶴屋さんも言葉を失った。 涼宮ハルヒがどんなハンターか、この街の人間は知っている。 だからこそ、心配で仕方なく、どうする事も出来ないのだ。 鶴屋さんは、誘拐されるように連れていかれる朝比奈さんを、ただ、見守る事しか出来なかった。 二人が酒場から出ようとしたとき、《フルフルシリーズ》に身を包んだ一人の少女が中に入ってきた。 その少女の顔を見た鶴屋さんは、すぐに二人を呼び止め、 「有希っ子。そこの二人についていってくれないかい?」 鶴屋さんの言葉に《長門有希》は、了承の返事をし、二人に近づいた。 「有希って言ったかしら? あなたと隊を組むのは初めてね」 「そう」 「よろしくね」 「わかった」 そう言って、三人は酒場を出ていった。 三人を見送る鶴屋さんは、胸の中にある不安が、「隊を組む」の言葉によって確信へと変わった。 涼宮ハルヒは《リオレウス》の討伐をするだろう、と。 《森と丘》に到着した俺達は、馬車から荷物を降ろしていた。 ある程度、荷物を降ろし終わると、岡部はランス《ブロスホーン》を地面に置き、 支給品で届いた携帯食料を噛みながら、調合した爆薬を大タルに詰め込んでいく。 国木田はライトボウガン《グレネードボウガン》用の弾を作り、谷口は閃光玉と音爆弾を作りだした。 俺も何かしないといけないと思い、馬車に積んでいた荷物に手を伸ばす。 「何してんだ?」 調合を終えた谷口が言う。 「テントを造るんだが」 当たり前のように答えたが、なぜか谷口達は笑っていた。 「ここに何日いるつもりだ?」 「それは《イャンクック》を討伐すりまでに決まっているだろ」 「それは何日だ?」 「知らん」 この俺の言葉に、谷口達は溜め息をついた。 「俺達は四人で狩りに来ているだぜ。 《リオレウス》ならまだしも、《イャンクック》相手に、二、三日戦い続ける奴なんて街にはいないぜ」 荷物を持ち上げ、付け加えるように、 「俺達は、ハンターになって一ヶ月で《イャンクック》を倒した、お前の度胸だけは評価しているだからな」 谷口は大タル爆弾を背負い歩きだす。 なるほど。お前が言いたい事は、よく分かった。 つまり、今日中に《イャンクック》を狩って帰る、と。 なんだか馬鹿にされた気分だが、最後の言葉は褒め言葉として受け取っておくよ。 「何をしている? 準備はいいのか」 谷口の作った閃光玉と音爆弾を手にした岡部が言う。 「キョン、これを持っていきなよ」 国木田が駆け寄り、閃光玉を一つ渡してきた。 「もしもの時は、これを使って逃げなよ」 俺はそれを受け取りつつ「逃げねーよ」と、返事をした。 「それじゃ、行くとするか」 岡部が言い、歩きだす。俺も岡部が用意しておいた大タル爆弾を背負い、後をついていった。 《アプトノス》の群れを避け、森の中に入り込み《ランポス》がいないか確認する。 馬車の中であらかじめ《イャンクック》のいそうな場所を検討していた俺達は、身をかがめながら奥の水場に向かった。 先頭の岡部が歩を止めて、数十メートル先を見据える。 そこには《大怪鳥イャンクック》が辺りを見回していた。 茂みの中に身を隠していた俺達に気付いた様子は無いが、顔を持ち上げ、警戒している。 大タル爆弾の爆薬の匂いが、風に乗り届いたのだろう。 「先制攻撃を掛けるぞ」 そう岡部が言うと、荷物を降ろして中から音爆弾を取り出す。 「キョン。俺達も行くぞ」 谷口は荷物を地面に置き、大タル爆弾を抱え直す。 俺もそれに従い、大タル爆弾を抱え、《イャンクック》めがけて走った。 ―――クワカッカカカカ 俺達に気付いた《イャンクック》が吠える。 見据える先は、俺と谷口。 本来、大タル爆弾を持った状態で突っ込むのは危険な行為だが、それでも俺達は突っ込んだ。 後ろにいる岡部を信じて。 「くらえ! ハンドボールで鍛えたこの投球術を!」 岡部が高らかに叫び、音爆弾を投げた。 力投珠を身に付けた、防具の重さを感じさせない投球は、俺達の頭上を越え、《イャンクック》の目の前で爆発する。 耳のいい《イャンクック》は、聴覚にダメージをおい、脳を揺する。 頭を揺らし、足をふらつかせ、なんとかそこに立っている。 「今のうちに」 谷口は懐に潜り込み、足下に大タル爆弾を仕掛ける。 つづけて俺も大タル爆弾を仕掛けて、《イャンクック》から距離をとった。 直後、一発の銃声とともに爆発が起こる。 熱風が体を突き抜け、土煙があがる。 その中で《イャンクック》は、甲殻に穴をあけ、片足が吹き飛び、地面に倒れた。 その中に岡部が走り込み、甲殻の穴にランスを一直線に突き刺す。 谷口は背中の太刀を引き抜き、逃げられないように翼膜を斬りきざむ。 そして俺も大剣の柄を握り、顔面に振り下ろした。 「これが隊の狩りだ」 と、《イャンクック》の甲殻の一つを剥ぎなが岡部が言う。 確かに、一人で狩りをした時より断然早さが違う。 それは、隊の人間一人一人が役割を果たしたからだろう。 「よし。俺達は先に帰らせてもらうとするか。依頼が成功した証拠があれば十分だから、他の素材はお前にやるよ」 と岡部が言い、背中を向けてもと来た道へ帰っていく。 谷口と国木田も岡部のあとを追って歩きだす。 俺はお言葉に甘えて、イャンクックの素材を剥ぎ取ることにした。 腰のナイフを抜いて、イャンクックの身体に刃をとおし甲殻と鱗を剥ぐ。 荷物の余裕を確認し、火炎袋をイャンクック身体から取り出す。 手についたイャンクックの血が糸を引き、垂れ落ちる。 剥ぎ取りを終えた手で額の汗を拭き、重くなった荷物を抱えなおす。 そこに風がそよぐ。木が獣のように唸る。大地に写る巨大な影。 俺は手に持つ荷物を強く握り締め、上空を見た。 ―――ギャオオォゥゥ 雄叫びをあげ、舞い降りたのは《雄火竜リオレウス》。 こんな話は聞いてない。 《リオレウス》がここにいるなんて。 あれか。二週間前に卵を持って行ったのが原因か? いや、あれだ。それとは関係なく、ただ、水を飲みに来ただけだろう。 そうだ! そうに違いない! 俺は気づかれないように一歩、また一歩、後ろに下がる。 バキッ! え? 俺の足が、枝を踏んでいた。 《リオレウス》はその音に気付いたのだろう。 振り返り、俺を睨み、怒りの叫びをあげた。 これは危険だ。逃げたほうがいい。 本能が体の中を駆け巡り、国木田から貰った閃光玉を投げていた。 まばゆい光を放ち、《リオレウス》は動きを止める。 そのままおとなしくしてくれればいいものの、《リオレウス》は尾を振り回し暴れている。 もと来た道には《リオレウス》がいるため、進めない。 周り道にはなるが、丘を経由して行くしかないようだ。 重い荷物を抱え直し、全速力で逃げた。 百、二百近く走ったあたりで、俺は足を止めた。 多少入り組んでいるせいか、背後には《リオレウス》の姿は見えていない。 途中出会うと思っていた《ランポス》は、何故か死んでいた。 安心した俺は、乱れた呼吸を整えようと大きく深呼吸した。 ―――ギャオオォゥゥ 遠くにいるはずの《リオレウス》の雄叫びが間近に響く。 そして俺の目の前に降り立った。 本日二回目。 そんなに俺に会いたかったのか……俺に……。 正直嬉しくない。逃げ切る自信が無い。 そんな俺の心境に関係なく、《リオレウス》は突撃する。 そしてその攻撃は、俺にあたらなかった。 一発の銃声が、弾丸が《リオレウス》の足に当たり、爆発した。 お陰で《リオレウス》は地面に頭から激突する。 俺は《リオレウス》から距離をとり、銃声のした方へ振り向く。 そこには、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希の三人がいた。 「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人がうわっ!」 前口上を唱えていた涼宮は、起き上がった《リオレウス》が炎弾を飛ばすや否や、横に飛び込むようにして避けた。 「くっ! ちょっと何よ今の! 前口上ぐらい言わせなさいよ!」 涼宮は通じることのないだろう文句吐いて走りだしす。 長門有希も片手剣を引き抜き走りだした。 目指すは《雄火竜リオレウス》。 思わぬ救援に俺は歓喜し、見入っていた。 長門は脚を攻撃し、涼宮はハンマーを頭に叩き込む。 《リオレウス》が反撃しようとしたときには距離をとり、そこに朝比奈さんが弾丸を打ち込む。 流れるような攻撃に、《リオレウス》の身体から鱗が剥げ、甲殻にヒビが入る。 好機と察した涼宮は、手に持つハンマーに力を込める。 「もらったー!」 振り抜く一撃を《リオレウス》は首を反らして回避した。 「うそ!」 態勢を崩した涼宮に《リオレウス》は反らした頭を利用して頭突きを繰り出す。 避けることができず、もろに直撃した涼宮の体を吹っ飛ばし、二回、三回地面を転がり、動きを止める。 「おい! 大丈夫か!」 俺は涼宮に駆け寄り、抱き起こした。 「くっ……前……」 涼宮は吐き出すように言葉をもらし、前を振り向くと《リオレウス》の口から炎弾が吐き出されていた。 炎弾は俺の防具では防ぎきれずに燃えつきるだろう。 涼宮だって同じだ。剥き身の部分にあたればどうしようもない。 どうせ死ぬなら……。 俺は《リオレウス》に背を向けて、涼宮の身体を覆い隠す。 せめてこいつぐらいは、涼宮ぐらいは救けてみせようと。 ポニーテー……いや、考えるのは止そう。理由なんてどうでもいい。 「え……」 腕の中にいる涼宮が声を洩らす。 そして、俺の背にハンマーで叩きつけるような衝撃が伝わる。 「うあっ」 全身を突き抜ける炎に、燃えるような痛みを感じながら、遠くで悲鳴にならない声を聞きながら、俺の意識は途絶えた。 暗い暗い闇の世界。 俺は死んだのか? ここは地獄なのか? 思考の中にある答えは、体を駆け巡る痛み。 その痛みを和らげるかのような冷たさと温もり。 そして、俺は目を覚ました。 「目が覚めた?」 俺の瞳を覗き込むように涼宮は顔を近付けた。 ガタガタと揺れるのを背中に感じ、身体を起こす。 不意に動かしたせいか、身体が悲鳴をおこし、痛みに顔が歪む。 「ちょっと、無理に動かなくていいわよ」 涼宮は両手で俺の体を押し倒す。 「俺は……生きて……」 身体を横にしながら辺りを見回し、自分が荷馬車の中にいることを確認する。 「生きてるわよ。……たく、あんた大剣使いで良かったわね。 それが背中に無かったら、全身が丸焦げになってたわよ」 その言葉に俺は自分の身体を確認した。 上半身裸になっていたのは気になるが、俺の両肩には熱したように赤々としている。 「みくるちゃんが持ってきたトランクの中に薬があったから、手当てしといたわ」 成る程。それで裸に……。 「……涼宮」 「なに」 「……ありがとう」 俺は簡単な言葉で礼を言った。 「礼を言うのは、あたしの方よ」 そう言って涼宮は、 「けどね……あたしは言葉で礼をする気はないわ。借りたものは三倍にして返す」 それはどういう事だ? 俺に何かしてくれるのか? 「あたしと隊を組みなさい!」 ………………は? 『礼』と『隊を組む』のがどう関係しているんだ? 「救けてもらったからには、あたしがあんたを三回救ける」 「ちょっと待……」 「拒否権はないから」 「いや、しかし……」 「返事!」 その瞳の鋭さに畏怖し、 「は……はい……」 返事をしていた。 「うん。よろしい!」 その時の涼宮の笑みは、とても輝いてみえた。 出会った時とは大違いだ。 「それと、涼宮と呼ぶのはやめて。ハルヒと呼んでちょうだい! いい?」 ……わかったよ。ハルヒ。 あれから数日後。 ハルヒに呼ばれて酒場に俺と長門と朝比奈さんは集まっていた。 集まった俺達にハルヒが言ったことは、 「SOS団! これがあたし達の隊の名前よ!」 涼宮ハルヒは酒場に居たハンター達に宣言して、席に着いた。 周りがどよめき、変な言葉が飛びかっているが、気にしないでおこう。 「ハンマーに大剣に片手剣にボウガン……。あと、ランス使いが欲しいわね……」 あらぬことか、ハルヒは五人目のハンターを望みはじめた。 五人目なんて、不吉な事を言いやがる。 「おい、ハルヒ。さすがに五人目は……」 「大丈夫よ。あたし達は『隊』じゃなくて『団』だから。一人二人増えたところで変わりないわよ」 ハルヒにとって、俺の意見など無意味なのだろ。 団であるという理由で打ち切られた。 せめて長門や朝比奈さんに危害が及ばないようにしないとな。 そう心に決め、この日は酒を飲み交わして一日を過ごした。 そして翌日。 五人目のランス使いが仲間に加わったのは、言うまでもないだろう。
https://w.atwiki.jp/mousouvs/pages/535.html
【シェンロンガンダム】出展:新機動戦記ガンダムW 耐久力:630 コスト:450 盾:有り 変形:無し 抜刀:有り まぁやっぱし「接近特化型」であり、 450帯最高の格闘能力を持つ。 グレイブ以外の武装はほぼ接近への伏線で どうやって接近するかが最大の難点であり、 接近へのチャートをたどる事が本機最大の楽しみでもある。 この機体コンセプトは「アルトロン」より「エピオン」に継がれることになる。 メイン射撃【火炎放射】 弾数:35 リロード7秒(打ち切り式) ダメージ:14×7 範囲が広くリーチの短い炎を最大七発発射する。 主な使用方法は接近への布石だが一発あたりの発射間隔が短いため ディレイをかけて使用することでより本来の力を発揮できる。 特にMGやBZの実弾機体に対してはバリアとしてかなり強力。 サブ射撃【バルカン砲】 弾数:60 リロード6秒(打ち切り式) ダメージ:4×12 接近戦への布石その二でちょっと威力の高いバルカン。 ステージ端まで届く本機唯一の武装でもある。 威力の高さを生かし、歩き時にこまめに撃ちまくりたい。 特殊射撃「ドラゴンハング」 ダメージ125 ヒット時は相手をダウンさせる噛み付きを放つ。 最大の特徴は移動しながら撃てることにあり、 かなり伸びそうなイメージがあるがそんな伸びませんナタクの見過ぎです。 発生はなかなかなので奇襲に使える。 通常格闘「ビームグレイブ」 ダメージ65→70→20→85(245) 両手のグレイブで右袈裟→左袈裟→グレイブ後ろ(?)の棒で突き →リーチの長い斬りあげ。他の機体の 四段格闘に比べると全体モーションが短い。 とはいえ長い事には変わりないのでチャンスは逃さず傲慢に。 横格闘「三段斬り」 ダメージ75→65→70(195) 足元右から左払い→左下側から右上斬りあげ →回転した後遠心力を生かした上から下への叩きつけ。 三段目は前入力で映画顔負けのドラゴンキックが可能。 カットされるかされないかの状況で使い分けよう。 前格闘「トレーズ突き」 ダメージ135 ソードストライクの前格に酷似した技。 ありとあらゆる状況を任せられる便利技だ。 ヒット時にドラゴンハングではキャンセル不可。 特殊格闘「貴様達は正しいのか斬り」 ダメージ180 僕らのごひの象徴とも言える、グレイブ回しながら上昇→急降下振り下ろし。 回避されると馬鹿乙だが誘導が良いため中距離で BRに合わせて出すと刺さることが多い。 後ろ格闘「ドラゴンハング(アンカー)」 ダメージ35 リーチが短めなアンカー。発生は遅いが当たれば 一気に格闘をたたき込める博打技。 封印してもいいが手数のひとつとして使うのも悪くない。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/99770.html
オレンガルド オーレンガルドデクソダンの別名。